Mount of Beatitudes(山上の垂訓の丘)

訪問日:22 Feb 2013

アルベル山からバスに乗って、また南西周りでティベリアまで下り、湖岸道路を北上して、イエス様が男だけで5000人(女と子供も含めると1万人?)の人々に祝福のメッセージを話されたと言われる山上の垂訓の丘(Mount of Beatitudes)へ行きました。ここは湖面から180m、パンの奇蹟の教会があるタブハからなだらかな斜面を登ったところにあり、ガリラヤ湖がきれいに見渡せます。ノフ・ギノサール・ホテルのあたりがゲネサレ、その向こうの岸辺がマグダラ、この写真には見えませんが、東に(手前の湖岸を左に)1kmの湖畔にカペナウム、更に東へ8kmほどにベッサイダ、また、ここから北に2~3kmのところにコラジンがあります。ということで、この周辺が、イエス様のガリラヤ宣教の中心地になります。

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イエス様は、この丘の上から、湖岸のスロープに座った約1万人の人々に語られたのでしょうか。

恭仁子さんのお話では、一万人くらいの人々にここで説教が聞こえたかどうか、実際に試してみた先生がいたそうで、海に向かって、あるいは、海を背景にして話をすると相当遠くまで聞こえるということが分かったそうです。ここで、内緒話をすると意外なところまで聞こえてしまうのではないかと冗談を言っていました。

この朝登ったアルベル山の頂上付近にも広々としたところがありますし、ガリラヤ湖の西側には、あちこちになだらかな丘がありますから、いろいろなところで何度も何度も話をされたと思われます。

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通路の脇に「霊の貧しい者は幸いです。天の王国はその人のものだからです。」と記されたプレートが置かれていました。

「八福の教え」とも言われる「山上の垂訓」の一節です。マタイの福音書4:25-5:11には、下のように書かれています。

”こうしてガリラヤ、デカポリス、エルサレム、ユダヤおよびヨルダンの向こう岸から大ぜいの群衆がイエスにつき従った。
この群衆を見て、イエスは山に登り、おすわりになると、弟子たちがみもとに来た。
そこで、イエスは口を開き、彼らに教えて、言われた。
「(1)心の貧しい者は幸いです。天の御国はその人のものだからです。
(2)悲しむ者は幸いです。その人は慰められるからです。
(3)柔和な者は幸いです。その人は地を相続するからです。
(4)義に飢え渇いている者は幸いです。その人は満ち足りるからです。
(5)あわれみ深い者は幸いです。その人はあわれみを受けるからです。
(6)心のきよい者は幸いです。その人は神を見るからです。
(7)平和をつくる者は幸いです。その人は神の子どもと呼ばれるからです。
(8)義のために迫害されている者は幸いです。天の御国はその人のものだからです。
わたしのために、ののしられたり、迫害されたり、また、ありもしないことで悪口雑言を言われたりするとき、あなたがたは幸いです。”

この部分をもとに明石牧師のメッセージがありました。

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「山上の垂訓」の8つの教えを記念して、カトリックのフランシスコ会は1938年に八角形の礼拝堂を持つ教会を建てました。

マタイの福音書には、「イエスは山に登り...」と書かれているので、カトリックはここに教会を建てましたが、ルカの福音書には、「6:17 それから、イエスは、彼らとともに山を下り、平らな所にお立ちになったが、多くの弟子たちの群れや、ユダヤ全土、エルサレム、さてはツロやシドンの海ベから来た大ぜいの民衆がそこにいた。」とあります。それで、ビザンチンは、この山のふもとに一番最初の教会を建てたそうです。

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カトリックのこの教会の内部は、八角形の部屋になっています。

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天井のドームも八角形になっていて、ステンドグラスには八つの祝福の言葉がひとつづつラテン語で書かれています。

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これは、5つのパンと2匹の魚を表わしたオブジェです。この教会からガリラヤ湖へ降りる小道を下って行くと、パンと魚の奇蹟を記念した教会のあるタブハに着きます。

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カトリックの教会らしく、修道院もあって、庭や通路も大変美しくデザインされています。きれいなお土産屋さんもありました。2000年前にイエス・キリストが歩かれた雰囲気とは大分違うようですね。