Tel Aviv (テルアビブ)

訪問日:15, 16 Feb & 10 Mar 2013

日本からイスラエルへ行くには、いろいろなルートがありますが、今回は関空からトルコ航空を利用してイスタンブール経由でテルアビブへ飛びました。これは、まず料金が安いこと。トルコ航空のホームページからの購入ですが、出発の2ヶ月前に見たときは、エコノミーの往復サーチャージ込みで11万円台でした。ところが、1ヶ月前に見てみたら14万円台になっていました。なぜだろうと中身をよく確認したら、行きのクラスがQからKに変更されていました。安いQクラスの席が売り切れたものと思われます。やむなく購入しましたが、やはり早く買っておくべきだったと悔やまれました。

関空発トルコ航空のもう一つの利点は、テルアビブに昼の11:30に着くこと。初めての土地に到着してタクシーを拾ってホテルに行くことを考えると安全面でも安心できる時間帯であり、到着後ゆっくりと休息を取ることができます。他のエアラインの場合は結構夜遅く到着する便が多く、送迎バスが用意されていない場合などは不安になります。

今回は予定通り昼の11時過ぎにテルアビブに到着しました。天気も良く、テルアビブの様子を上空からきれいに見ることができました。

これは、地中海側からテルアビブ・ジャッファ市(Tel Aviv Jaffa)に臨む海岸線です。一番下に見える小さな湾が聖書にも出てくるヨッパの港です。

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海岸に立つ高層ビル群は大きなホテルです。かなりの大都会です。

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陸上の内陸部に走る何本かの高速道路が見えます。これはエルサレムに通ずる高速1号線でしょうか。
イスラエルは高速道路をはじめ、道路は良く整備されています。

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また、大きな農場もたくさんあり、果樹が縦横きちんと同じ幅で整然と植えられています。ユダヤ人の勤勉さ、几帳面さの証しでしょうか。

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私たちの乗ったトルコ航空TK794便は、2回ほどテルアビブ上空を旋回した後、ほぼ定刻どおりベングリオン国際空港に着陸しました。2時間前に飛び立ったイスタンブールのアタチュルク国際空港はたくさんの飛行機と人で活気があったのに比べると、飛行機も人も少なく、閑散として静かな雰囲気です。

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イスラエルの入国審査は、かなり厳しく時間がかかると聞いていたので緊張して対応しました。質問事項は、「滞在期間は?」「入国の目的はBusiness or Pleasure?」「宿泊はどこか?」「ツアーか?個人旅行か?」などで、それぞれ、「約一ヶ月」「Pleasure」「個人旅行」「滞在予定のホテル一覧のついた旅程表を提示しますので見てください。」と答えたら、案外簡単に通過できました。準備していたホテル名付き旅程表を提示したことと、夫婦で旅行していることで問題ないと判断されたようです。

ということで、12時過ぎには空港の外に出られました。空港の入り口には大きなメノラー(ユダヤ教の7つの燭台)がそびえていました。いよいよイスラエル旅行スタートです。

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早速タクシー乗り場へ向かいました。事前にホテルに聞いたところ、ホテルで手配するお迎えのタクシーは250シェケル(約60ドル)という高い値段を言ってきたので、それを断り、空港でタクシーを拾うことにしました。タクシー乗り場へ行くと、案の定何人かの運転手が近づいてきて「俺のタクシーに乗れ」と言ってきました。「いくらだ?」と聞くと、いいからまず車に乗れと言ってきます。これはやばいと思い、断ってタクシー乗り場の係員のところへ行って、HaYalkon通りのホテル名を告げると、別の運転手のところへ連れて行ってくれました。その運転手はユダヤ系の人でベンツに乗っていて信用できそうに見えたので「How much?」というと40ドルとのこと、で、お願いすることにしてホテルに無事到着。大人しそうな人で、荷物もホテルまで運んでくれてチップも取らずに帰っていきました。この日は金曜日だったので、繁華街は人で一杯、車も渋滞気味でした。

これが2日間泊まったSea Hotel。ホテルの予約は、Trip Advisorで内容と評価を確認した後、Booking.comで安い条件を調べて朝食付きのところを予約しました。Booking.comと契約していないB&Bも結構あるので、そういうところは直接メールをやり取りして予約しました。このホテルは評判どおりなかなか良いところで、良い点は、朝食がおいしいこと(但しオレンジジュースは今ひとつ)、コインランドリーがあること、Wifiの電波が良いこと、受付が感じが良いこと、部屋の掃除が行き届いていること(パソコンやカメラを部屋に置きっぱなしで出かけたことがあったが、盗られることなく、きれいに片付けられて残っていた)、窓から海岸通りと地中海の夕日が見えること、ハーツレンタカーのオフィスに歩いて行けること、など。ということで、イスラエル最後の日となる3月10日もこのホテルに変更しました。

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まだ夕食には早いので、繁華街(カルメル市場)を歩いてみることにしました。シャバット(ユダヤ教の安息日)を明日に控えて一週間で最も賑わう日ですが、4時頃には皆店を閉めて家に帰り、家族でご馳走を囲むのがユダヤ人の習慣です。ちなみに、ユダヤ人は日曜日から木曜日までが通常の勤務日で、土曜日には働かないのがきまり。土曜日に働いているのはアラブ系の人かクリスチャンとのこと。街へ出ると大勢の人が、食べたり飲んだり歌ったり買い物をしたり、楽しんでいました。昨年末頃のイスラエルはガザ地区からのロケット弾攻撃にさらされていて、テルアビブの海岸でも空襲警報がでたとのことでしたが、街の様子からは、そのような緊迫感は少しも感じることができませんでした。

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この人は人気がある歌手なのか、大勢が回りに集まって聞きほれていました。

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また、このようなジュース屋さんがあちこちにあって、オレンジやざくろを目の前で絞ってジュースにしてくれます。これまた、大変美味。

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ホテル前は、遊歩道のある海岸通りになっています。いろいろな人たちがいろいろな形で楽しんでいるので、その幾つかの写真を紹介しましょう。

まずは、海岸全体の様子。これらの写真には、2月16日と、3月10日のものが混ざっていますが、いずれも暖かく気持ちの良い日で、東京よりは10度ほど暖かく、日本の5月頃の感じでした。

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ホテルの前の海岸通りには、きれいな遊歩道と浜辺が続いており、朝の暗いうちから、走ったり散歩したりする人たちが現れます。イスラエルの人たちは、男も女も健康的でたくましく、ゆったりと楽しみつつも、一生懸命生きているように思われます。

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男も女もよく走っています。

 

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ジャンプしている人がいたり、

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サイクリングしたり、

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子供を自転車の前に乗せたり、

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電動バイクで子供を後ろに乗せたり、

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自動歩行ロボットに乗ったり

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犬とも仲良く散歩しています。

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イスラエルでは、子沢山の家族連れをよく見ました。皆さん、子供を大切にして、しっかり教育しているようで、ほほ笑ましい風景です。

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海では、若者たちがサーフィンをしています。

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浜辺では、若者たちや家族連れが寝そべって楽しんでいます。

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そろそろ遊びつかれて帰る女の子たち。

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遠くには、ヨッパの港の丘に立つ聖ペテロ教会が見えます。

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地中海に沈む夕日。今日も楽しい思い出を残してゆっくりと日が暮れていきます。DSC_5624

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