The Underwater Observatory Marine Park Eilat(エイラット海中展望公園)

訪問日: Mar 7, 2013

ティムナを出て、この日の宿泊地、エイラットに向かいました。エイラットは、イスラエルの最南端にあり、紅海に面する港町です。3月初めですがかなり暖かく、海岸には南国を思わせる高級リゾートホテルが林立しています。イスラエルは四国ほどの小さい国ですが、北のヘルモン山ではスキーができる時に、ここエイラットでは海で泳ぐことができます。私たちはTrip Advisorで評価の高かったCuctusというB&Bを予約していました。ここの女性オーナーSandraさんのおもてなしが評判が良く、エイラットのB&Bでは一番人気でした。暗くならないうちに到着しようとドライブしていると早速私の携帯に確認のSMSメールが入りました。さすがの細かい心遣いです。ここは、エイラットのダウンタウン近郊の住宅街にあり、分かりにくい場所だったのですが、Sandraさんが道端に出てきて案内してくれました。専用駐車場はなく、路上駐車なので心配でしたが、大丈夫とのこと。自宅を改造して2部屋を客室にした小さな宿ですが、それぞれの部屋はカラフルに飾られ、シャワー、トイレ、簡易キッチンと小さな庭がついています。

この日は、夕食のために近くのレストランでスパゲッティを食べました。道を歩くと色の黒い人が多く、乾燥した土の匂いがしてアフリカ的な雰囲気を感じました。やはり、エジプトやエチオピアなどのアフリカに近いせいでしょうか。

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翌日の朝食はブーゲンビリアの花が咲く庭の小さなテーブルに用意されていました。Sandraさんは、若い頃世界中を回って、いろいろな国の装飾を買い集め、それを各部屋の飾りにしているとのこと。日本には行ったことはないが一度行ってみたいとのことでした。

この宿では、ぺトラを日帰り見物するためのタクシーを使ったツアーの手配もしていますが、最近は特にイスラエルから訪問する人に対する入場料が高くなり、ヨルダンに泊まる場合に比べて何倍もするとのことで、ぺトラへ行く客は減っているそうです。

私たちは、午前中は、海岸道路を少し南に下ったところにあるエイラット海中展望公園に行くことにしました。

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エイラット海中展望公園は、エイラットの南端、紅海に面するコーレル・ビーチ自然保護区にあります。ここでの一番人気は、この海中展望塔です。海岸から100m沖合の水面下12mにある展望室の窓から泳いでいる魚を見ることができます。

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水面下の部屋の窓から海中を見ると、泳いでいるのは、なんと、カラフルな熱帯魚です。寒いエルサレムから約300Kmほど南へ下ると、そこに沖縄のようなサンゴ礁のある熱帯の海があるとは驚きです。

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最初の海中展望塔は1972年に造られましたが、1991年に現在の新しい展望塔が追加されました。どちらの展望塔もサンゴ礁の自然環境を壊さないように、海岸で組み立てた後、海中に運ばれて設置されました。それでも、設置のための柱を立てたりしてサンゴ礁の一部が損傷しましたが、設置後に移植され元通りになりました。

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自然保護を第一としているため、魚に餌を与えることをせずに、魚の食料となるサンゴの維持管理に力を入れているということです。

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紅海は、年間を通じて21度から24度と暖かく、酸素の豊富な海水のため、サンゴは100種類以上、魚は800種以上の色とりどりのものが生息しているそうです。次の写真は、Threadfin Butteflyfish.

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これは、Coral Grouper.

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この赤い魚の名前は???

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これも、クマノミに似ていますが、一覧表に見あたりませんでした。

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展望塔の上にある高さ23mの見晴台から下を見ると、透き通った海の中にサンゴ礁がよく見えます。

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端の途中に国旗が立っていますが、この日はなぜか日本の国旗も立っていました。他の写真を見ると別の国の国旗でしたから、時々変えているようです。

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展望台から西の方角を見たところです。遠くの山影は、エジプトのシナイ半島の山々です。

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すぐ北側の斜面には、リゾートホテルがあり、

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東の方を望むと、リゾートビーチが続いて、その向こうにエイラットの中心街にある大きなホテル群が見えます。

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エイラットの海岸には、このような大きなリゾートホテルがたくさんあります。

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エイラットから少し東南に行くと、ヨルダンのアカバ港があります。

アカバといえば、映画「アラビアのロレンス」で、ロレンスがベドウィン部隊50名を率いて、決死の砂漠超えをした後にアカバ港を守るオスマン軍を打ち破っ たところです。砂漠の日照りの中をラクダに揺られてもうろうとした状態でたどり着き、やっとこの海が見えた時の場面を思い出します。

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また、旧約聖書に書かれているエラテとかエツヨン・ゲベルというのが、このあたりだそうです。

エジプトを出て荒野を旅していたモーゼの一行もこの近辺を通りました。
”それで私たちは、セイルに住むエサウの子孫である私たちの同族から離れ、アラバへの道から離れ、エラテからも、またエツヨン・ゲベルからも離れて進んで行った。そして、私たちはモアブの荒野への道を進んで行った。”(申命記 2:8)

また、ソロモン王は、この海岸に港を作り、船団を設けました。約3000年前のことです。
”また、ソロモン王は、エドムの地の葦の海の岸辺にあるエラテに近いエツヨン・ゲベルに船団を設けた。”(Ⅰ列王 9:26)

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さらに南の方を望むと、紅海の向こうにうっすらとサウジ・アラビアの山影が見えます。

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海岸にある公園に戻ると、子供たちが元気よく遊んでいました。親たちも楽しそうに見守っています。

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魚やタコなどの形をした遊具がたくさんあり、子供たちが元気に遊びまわっています。

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サメのプールもありました。

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熱帯魚の水族館もあります。

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サンゴ礁と一緒に育てられています。

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さらに、椅子が動き回る3Dシアターもあり、海洋生物学者の活動を描いたものを上映していました。

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この海中展望公園は子供の多いイスラエルの家族が一日楽しく遊んで学べるところです。この公園は、David Friedmanという生物学者により、自然環境の保護と、海洋生物学の研究と教育をめざして1975年に作られました。現在では、Corel World International という企業グループとして、オーストラリア、ハワイ、スペインで、同様の施設を運営しているということです。