Mount Arbel(アルベル山)

訪問日:22 Feb 2013

この日は、ホテルからすぐ近くにあるアルベル山に向かいます。アルベル山の海抜は180mなのですが、ガリラヤ湖畔の海抜がマイナス200mなので、380mの高さを登っていかなければなりません。これは、ノフ・ギノサール・キブツ・ホテルから見た様子です。

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距離は近いのですが、車で行くにはティベリアまで行って南から回り込んで登らないといけません。

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この日は2月22日金曜日です。今年は2月24日が「プリム」の祭りのため、この週は仮装している人をあちこちで見ました。ティベリア市内で見かけたこの男の子はこの格好で学校へ行くのでしょうか。ちなみに、イスラエルでは日曜から金曜まで授業があり、金曜は午前中だけで日没からはシャバット(安息日)が始まります。

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今登っているアルベル山の左側(西側)にも谷をはさんで険しい崖のある山が見えます。この山(ニタイ山)とアルベル山との間にアルベル川が流れる谷が走っていますが、この谷に沿って2000年前にはナザレやセフォリス(ツィポリ)に通じる古代の道があったそうで、イエス・キリストも、この道を通ってナザレとガリラヤ湖畔にあるカペナウム等の町々との間を行き来したのであろうとのことです。

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アルベル山の断崖絶壁の壁にはたくさんの洞穴があいていて、熱心党と言われるローマ支配に反抗するユダヤ人たちと家族が隠れて住んでいたそうです。ローマと結託していたヘロデ大王は、紀元前39-40年にここに攻めてきました。

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そして、このようなかごを山の上から兵士を入れてつり降ろし、洞穴をめがけて火をつけた矢を射ってユダヤ人たちを殺したそうです。これらの洞穴は、紀元67年のユダヤ反乱の時や、それ以降にも要塞として使われたそうです。

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バスを降りてガリラヤ湖が望める地点まで歩きます。崖のこちら側は大変なだらかで、広々としています。ここが、男子だけで5000人が座ってイエス様の話を聞かれた山上の垂訓の行われた場所だという説もあって、ヨハネの福音書の記述とよく一致するのではないかと言う人もいるそうです。

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崖の先端から見たガリラヤ湖です。昨年は珍しく雨が多かったのでガリラヤ湖の水面の高さが戻ってきたそうですが、それでも昔に比べるとかなり低くなっているとのことです。

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崖の先からは、ガリラヤ湖畔の町々が良く見えます。今日は、この後、山上の垂訓教会、カペナウム、タブハなどを見たり、ガリラヤ湖の遊覧船に乗る予定です。上の写真をクリックすると大きくなります。

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少し左側にミグダルの町(中央左寄り)が見えます。

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さらに左側へ回って、北西方向の様子。

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崖の下は断崖絶壁です。高所恐怖症の人には少しきつい!この崖には杭のついた細い道があって、恭仁子さんはガイド研修の時に、その道を下りる訓練があったのですが、遠慮しようとしてバスのところへ戻ったらバスはもう帰ってしまったので仕方なくその道を歩いて降りたそうです。
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