Sea of Galilee(ガリラヤ湖)

訪問日: 22 Feb 2013

ガリラヤ湖の遊覧船に乗る前に、エンゲブにあるレストランで昼食を摂りました。ここは、キブツ・エンゲブが経営するレストランで、ガリラヤ湖で獲れる「聖ペテロの魚(Saint Peter’s Fish)」の料理で評判のレストランです。

入り口に大きな魚を持った漁師の看板があります。

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最初に出てくるのは、定番のスープとピタパン。

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その後で、きれいに焼かれた「Saint Peter’s Fish」が出てきます。

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その口の中を見ると、なんと、コインが!!(ジョークです。)

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Saint Peter’s Fish(聖ペテロの魚)というのは、マタイ17:24-27から名付けられました。 ”イエスはペテロに「湖に行って釣りをして、最初に釣 れた魚を取りなさい。その口をあけるとコインが一枚見つかるから、それを取って、わたしとあなたとの分として納めなさい。」と言って納めさせた。”

デザートは、これも聖書によく出てくる”なつめやし”の実で「デーツ」とよばれるもの。ほんのり甘くて、干したプルーンに似た感じです。

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お腹も一杯になり、いよいよ、古代船に似た形の船に乗って、ガリラヤ遊覧です。

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中はこんな感じ、20人くらい乗っても余裕のある大きさです。

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ガリラヤ湖は、Google Mapでは、Kinneret(キネレテ湖)、ルカ5:1ではゲネサレ湖、などとも呼ばれます。キネレテとはヘブライ語で竪琴を意味し、形が竪琴に似ている ので、そう名付けられたという説があります。日本の琵琶湖と同じ命名方法ですが、大きさは琵琶湖の4分の1ほどで、南北21Km、東西12Km、周囲 53Kmだそうです。水深は浅く、深いところで44m。海抜はマイナス210mで、世界で最も低い淡水湖です。

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この日は、少し風があって、小波が立っていました。「イエス様が湖の上を歩いているのを見て、ペテロが歩き始めたが、こわくなって、しずみかけた。そこで、イエスはすぐに手を伸ばして彼をつかまれた。」という話(マタイ14:25-31)がありますが、この波では、歩くのはちょっと難しそうです。明石牧師は、このところから、「目の前の波にとらわれず、恐れずに、イエス様を信頼して、一歩前に踏み出しましょう。」というメッセージをされました。

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私たちの何人かが、昼食のパンの残りを持っていて、ちぎって撒き始めました。すると、かもめがたくさん飛んできました。

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かもめは、海にいるものだと思っていましたが、淡水湖にもいるのですね。ちなみに、ガリラヤ湖は南の死海を経て、紅海、エチオピア、ケニア方向へ走るシリア・アフリカ大地溝帯の北部にあり、ここを通って多くの渡り鳥が移動しているそうです。

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今年のガリラヤ湖は水も多く、気候もよく、かもめも気持ち良さそうです。

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他の遊覧船とすれ違いました。あちらの船は随分大きくて豪華です。右の方の向こう岸には、険しい崖のアルベル山がうっすらと見えます。

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こちらの船では、イスラエル民謡が流れ始めました。イスラエルのフォークソングは、短調の哀愁を漂わせるものが多く、心に沁みます。Hava Nagilaとか、何度も聞いているうちに好きになりました。

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イスラエル民謡に合わせて、何人かが踊りだしました。踊りの輪はだんだん広がって大きな輪になりました。

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踊りや歌を楽しんだり、周りの風景を見たり、かもめと遊んだり、時がゆったりと流れていきます。2000年前にイエス様が約1年間、この湖の周りで数々の教えを伝えられたことを思うと感慨深いものがあります。

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