Ein Gedi(エン・ゲディ)

訪問日 23 Feb 2013

クムランから90号線を南に下って、死海沿いにあるエンゲディ自然保護区に行きました。ここは、ダビデがサウル王から逃れて隠れていたところとして有名です。紀元前1000年頃のことです。

サムエル記第一23:29 ” ダビデはそこから上って行って、エン・ゲディの要害に住んだ。”

私達は、公園の入り口から1km弱のところにあるダビデの滝を目指して歩き始めました。

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公園の案内図です。図の上の平原が「ユダの荒野」で、それがシリア・アフリカ大地溝帯にある死海に向かって崩れて崖になっていて、その裂け目から水が出て泉となり、滝となっています。この水は、「ユダの荒野」の向こうにある「ユダの山地」に降った雨が地下にもぐって湧き出したものだそうです。一番上の平地が海抜200m、一番下の死海がマイナス400mですから、崖の高さは600mもあります。

En Gedi Map_Rのコピー

進むにつれて急な山道になって行きます。このあたりは自然公園になっていて、トレッキング・ルートがたくさんあるようです。

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詩篇42:1 に ”鹿が谷川の流れを慕いあえぐように、神よ。私のたましいはあなたを慕いあえぎます。”

と歌われているような、きれいな小川がありました。

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20分ほど歩いて、滝の下に着きました。子供連れの家族や若者たちが水遊びをしています。

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これがダビデの滝です。勢いよく流れ出ています。

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岩の中から噴き出しているようです。

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このあたりの岩にはたくさん洞穴があります。サウル王はダビデがエン・ゲディにいると聞いて探しにきました。そして、

サムエル記第一24:3 ” 彼が、道ばたの羊の群れの囲い場に来たとき、そこにほら穴があったので、サウルは用をたすためにその中にはいった。そのとき、ダビデとその部下は、そのほら穴の奥のほうにすわっていた。”

「用をたす」わけですから、多分サウルは洞穴に入って入り口の方に顔を向けてしゃがみ、ダビデ達はそれを奥から見ていたと思われます。ダビデの部下は、サウルを殺しましょうと言ったのに対し、ダビデは、サウルの上着のすそをこっそり切り取っただけでした。そして、それにすら心を痛め、「私が、主に逆らって、主に油そそがれた方、私の主君に対して、そのようなことをして、手を下すなど、主の前に絶対にできないことだ。彼は主に油そそがれた方だから。」と言って部下を制しました。
このところから、明石牧師のメッセージがありました。

「自分が手をくだすのではなく、主が救ってくださる。裁いてはいけません、裁かれないためです。柔和なもの、平和を作るものは、主に信頼するものです。主に裁きをゆだねてください。」

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子供をたくさん連れた家族もよく見かけました。イスラエルの人々は、子供を大切にし、しっかり子育てしています。

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帰りの道からは、死海がきれいに見えました。対岸にうっすらと見えるのはヨルダンの山々です。

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公園は午後4時に閉まりますので、皆、帰ります。

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途中でアイベックス(鹿)に会いました。道筋に何匹も出て、えさを探しているようでした。暗くなるとたくさん出てくるそうです。

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岩だぬきも、あちこちを歩いたり、木に登ったりしていました。

聖書では、詩篇104:18に ”高い山は野やぎのため、岩は岩だぬきの隠れ場。”と書かれています。

別名、ハイラックス(Hylax)とも呼ばれ、中東やアフリカのサバンナに生息しているとのこと。アフリカのボツワナで見たことがあります。

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下の写真は、ツアーグループと分かれた後の個人旅行で、エイラットからガリラヤ湖へ行く途中で泊まったエン・ゲディ・キブツ・ホテルです(Ein Gedi Kibbutz Hotel)。ダビデの滝はWadi Davidという川沿いにありますが、こちらは、ひとすじ南にあるWadi Arugotという水無し川を望む高台にあるキブツ・エン・ゲディ内の高級ホテルで、敷地内にはたくさんの種類の木々が植えられてエン・ゲディ植物園となっています。

今回、個人旅行で予約したホテルでは一番高く、2人の朝食付で279ドルでした。ちょっと想定外だったのは、このホテルのキャンセルは14日前でないといけないと言うルールで、それに気づかずにツアー中に変更しようとしたらできませんでした。他のホテルは殆ど2日前とか前日でもキャンセル可でしたが。

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仕方なく予定通り泊まりましたが、なかなか立派なホテルで、ホテル内には、死海の塩水のスパとプールがありました。泊まっているお客は、殆どがイスラエル人で結構込み合っていました。室内にあった電話も、説明がすべてヘブライ語で書いてあり、受付に電話する番号が分からないので、少し離れた受付まで行って、スパとプールの場所と入り方を聞きました。プールで泳いでいると、イスラエル人のビジネスマンが話しかけてきました。日本から来たというと、「私も行ったことがあるよ」と言って、ビジネスや観光について親しく会話しましたが、ユダヤ教とかキリスト教とか、宗教の話になると出て行きました。どうも、宗教の話には触れたくないようでした。

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ホテルの敷地には、10部屋ほどの2階建てのビルが木々の中に点在していて、部屋のベランダからはEin Gediの雄大な景色が見えました。右手にある水無し川がWadi Arugotです。

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