Jaffa (ヨッパ or ヤッフォ or ジャッファ)

訪問日:16 Feb 2013

イスラエルに到着した翌日は土曜日で、イスラエルではシャバット(安息日)と言ってユダヤ系のお店はすべて休みです。鉄道も、バスも、ユダヤ系運転手のタクシーも、レンタカーのオフィスも、すべて休みです。それで、この日は歩いていけるところを見て回ることにしました。

まず、ホテルを出て海岸沿いの遊歩道を歩いてヨッパに向かいます。この写真は、ヨッパの近くの海岸からテルアビブの中心街を見たところ。

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イスラエルでは、日曜から木曜までが通常の勤務日です。それで、キリスト教会の礼拝は、ユダヤ人用に土曜日に行うところが多いようです。テルアビブのホテルからヨッパ(Jaffa)に向かって2kmほどのところに、Immanuel Lutheran Church, Jaffa という教会があり、土曜日の11:00から礼拝をやっているとホームページにあったので行ってみることにしました。海岸通りを30分ほど歩いて、Jaffaの町の入り口あたりから道が分からなくなりましたが、先日購入した7インチタブレット(Nexus7)を取り出し、記憶させてあったGoogle MapにもとづいてGPSで位置を確認しながら歩いて、なんとかたどりつきました。ちなみに、このタブレットはWifiのみですがGPSがついており、今回の旅行で大変役にたちました。教会は、アラブ人街と思われる雑多な家並の中の小道を少し上った所にあって、下の写真のように、大変きれいな会堂があります。中に入ると、講壇の上にはメノラー(ユダヤの7つの燭台)がおかれていて、礼拝が始まると、賛美歌に合わせて10人くらいの子供たちが前に出て行き、順番にろうそくに火を点けていきます。小さい子は、うまくできない子もいますが、付き添いの女性が手伝っていました。7つの燭台に10人ですから、残りの3人はどうするのだろうと見ていたら、8人目からは女性が火を3本消してから再度子供に点けさせていました。子供たちは満足そう。司会進行はヘブライ語でしたが、牧師はドイツ人のようで、説教は英語で行われました。賛美歌も知っているものが多く、世界中どこでも同じだと感じましたが、祈りの中で、「イスラエルの平和のために祈ります」と言っているのを聞いて、日本で聞くのとは違う生々しさを感じ、本当に真剣に祈らねばと感慨深い思いでした。

礼拝出席者は40人くらいでしたが、礼拝のあとの交わりの時に、何人かの方とお話しました。日本人の女性でイスラエル人と結婚してテルアビブに住んでいる人がいるそうですが、今日は来られていないとのこと。他に韓国とか、いろいろな国の人々が集まっているようです。

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Old Jaffaと呼ばれる地区には歴史的な建物が立ち並んでいます。この説明にあるように、紀元前1800-1600年頃に要塞の町として作られたとのこと。ちなみに、イスラエルでは、BCとかADというのは使われず、BCE(Bofore the Common Era)とCE(the Common Era)が使われています。Christという文字を避けているのでしょうか。

 

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ここが、ヨッパの港。歴代史下2:15によると、ソロモン王の時代(BC10世紀頃)にツロの王ヒラムは、ソロモン王のエルサレム神殿建設のためにレバノン杉をこの港に送ったとのこと。また、ヨナ書1:3では、預言者ヨナは、BC8世紀頃、神の命令から逃れるため、この港からタルシシュ(今のスペインにある)に行く船に乗ったと書かれています。この界隈には、レストランや魚屋がたくさん並んでおり、この日も多くの人が出て休日を楽しんでいました。

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海岸沿いには小高い丘があって、古い石造りの建物が石造りの壁に囲まれています。

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石造りの古い家には人が住んでいてレストランになっていたりしますが、よく見ると、壁の途中に小さな入り口が見えます。

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小さな入り口には階段が続いていて、その上には「To Old Jaffa」と書いてあります。

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その石の階段はかなり古く、紀元前の匂いがして、

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中に入ると静かな別世界、2000年前にタイムスリップしたようです。

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少し上ったところを右に入ると小さな扉の家があり、扉の上には、

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「House of Simon The Tanner’s」と書いてあります。これが、使徒行伝9:43に出てくるペテロの泊まっていた「皮なめしシモンの家」です。使徒ペテロは、イエス・キリストの死後、伝道の旅でこの家に来て泊まり、屋上で祈っていると不思議な夢を見ました。そのあと、この家にローマ軍の百人隊長コルネリオの使いがやってきます。そして、ペテロをカイザリアに呼び寄せ、イエス・キリストの教えを聞きました。コルネリオたちは異邦人(ユダヤ人以外)でキリストを信ずる先駆けとなりました。DSCN0827

ここが本当にペテロの泊まった家なのかどうか分かりませんが、石の壁の表面は2000年の風雨にさらされたためかボロボロになっています。

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皮なめしシモンさんの家のお向かいは人が住んでいるようです。

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Old Jaffaの古い町並みは、更に奥の方に続いています。今も人が住んでいて、絵画やアクセサリーのお店が多く、芸術的な雰囲気が漂っています。

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家の番地の表示板も、300番地はこのようになっていて、ゼロを示す魚のマークがおしゃれです。

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まだまだ、いい雰囲気の町並みが続いていますが、今回は時間切れ、このあたりで引き返しました。

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Old Jaffaの丘の上に建つ聖ペテロ教会です。異邦人伝道の先駆けとなった聖ペテロを記念したものですが、立てられたのは1654年だそうです。このあたりは、きれいな公園として整備されています。

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