Akko(アッコ)

訪問日:19 Feb 2013

アッコはハイファの北22Kmにある約4000年前にできた港町です。この日の予定は、朝ナザレを出てツィポリを見学して昼食、その後アッコを見学した後テルアビブに戻って午後6時までにレンタカーを返却するというものです。ツィポリを出る時、Naviでアッコを目的地に設定しようとしましたが、アッコ市内のどこを目標地点にすべきか良く分からないので、Naviの地図上のThe Old Cityとある右端をエイヤッと指で押して目的地にしました。すると、運が良いことに、旧市街入り口にある駐車場に到着しました! ツィポリでの見学が長くなったため、アッコに到着したのは午後1時頃。2時過ぎにはテルアビブに向かいたいと思っていたのでアッコに滞在できるのは約1時間、旧市街をザッと見て回るだけになりました。

これが、アッコ旧市街の駐車場近辺。奥に見えるのはモスク・アル・ジャザール。1981年に建てられたものです。

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アッコの町は旧約聖書では士師記1:31にアコとして出てきます。 「アシェルはアコの住民や、シドンの住民や、またマハレブ、アクジブ、ヘルバ、アフェク、レホブの住民を追い払わなかった。そして、アシェル人は、その土地に住むカナン人の中に住みついた。」とあります。紀元前3世紀にはエジプトのプトレマイオス2世支配の下、町が拡張され「プトレマイス」と呼ばれたそうですが、使途行伝21:7では、「私たちはツロからの航海を終えて、トレマイに着いた。そこの兄弟たちにあいさつをして、彼らのところに一日滞在した。」とあり、この「トレマイ」というのがアッコのことだそうです。パウロが第3次宣教旅行から戻ってカイサリアに行く途中にここで一泊したということですから、紀元一世紀頃にはクリスチャンのグループがいたわけで、私達は是非アッコの港を見ておこうと海岸線へ行きました。旧市街から海岸へ行くには迷路のようになった小路をを抜ける必要がありますが、その道の両側にはアラブ人街に見られるたくさんの店が並んでおり、観光客もたくさんいたので、道を間違えないようタブレットPCでGoogle Mapを見ながら歩いて行きました。

これがアッコの港です。

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アッコの旧市街は、頑丈な城壁や要塞など、十字軍時代の遺跡がたくさん残っています。しかし、パウロが立ち寄った頃のクリスチャンの面影を残すものはないかと探してみましたが良く分かりませんでした。「Abu Christo」という名前のレストランがありましたが、クリスチャンと何か関係があるのでしょうか。

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お客の入りも良いようで、なかなか素敵なシーフード・レストランのようです。

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この海岸では、若い学生たちのグループが遊んでいました。遠足のようです。DSC_0628_R

港の端のくじらのオブジェで昼寝する学生。

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海岸から少し旧市街に入ったところにあるKhan El-Umdan(ハーン・エル・ウムダン)、18世紀のトルコ支配下で建てられた隊商宿で、貿易商たちの宿泊と商品倉庫に使われたそうです。ここは現在、立ち入り禁止になっていました。中庭には草が生えていたり、落書きがあったり、保存状態は良くないようです。DSC_0613_R

ここは、十字軍時代の12-13世紀頃、裁判に使われていたところのようです。その後、18世紀のオスマン朝時代に、カイサリアの遺跡から立派な大理石の柱を40本運んできてこの隊商宿が建てられました。このためにKhan al-Umdan、英語では「The Hostelry of Columns」(柱廊の宿)と名付けられました。庭の真ん中にあるのは井戸とのこと。

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旧市街には中世に立てられた建築がたくさんありますが、今は住宅になっているようです。所有権はどうなっているのでしょうか?

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この家も中世の建物をかなりリフォームしているようです。

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このあたりはレストランになっています。

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感じの良いホテルもありました。

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今回は時間が限られていたので、ごく一部しか見ることができず、有名な「十字軍の地下の町」や博物館へは行くことが出来ませんでした。それでも予定をオーバーして、アッコを出たのは午後2時半頃になってしまい、テルアビブへの帰路を急ぎました。高速6号線に乗るつもりが、Naviに従って行くと地図と道路が違っていて6号線に入れずうろうろし、結局ハイファを通って高速2号線でテルアビブに向かいました。約2時間で着くだろうと思っていたのですが、テルアビブの10Km手前あたりから大渋滞が発生、のろのろ運転になりました。レンタカーオフィスの閉店時間である6時が迫ってきます。明日は朝早くからロゴスミニストリーのツアーに合流しますので、なんとしても今日中に車を返却しないといけません。祈りながら焦らずに運転してなんとか5時半頃にあと1kmのところまでたどり着きました。ガソリンを入れてから返却しようとしましたが、ガソリンスタンドでは長い待ち行列があり、断念してレンタカーオフィスに着いたのが5時50分頃。なんとか間に合いました。 レンタカーオフィスの人は親切に「近くのガソリンスタンドでガソリンを入れて来なよ。待ってるから大丈夫。」と言ってくれて、ガソリンも入れることができました。(感謝!) 今回のレンタカー旅行でははらはらする場面がたくさんありましたが、多くの人に助けられてなんとか無事に終えることができました。

学んだ教訓は、

1.車上狙いには気をつけること。具体的には、スーツケースやかばん類は外から見えないようトランクに全部しまう。そのために、ワンランク上のサイズの車を借りること。

2.走行中はヘッドライトを点ける必要があるが、停車したら消灯を忘れないこと。

3.Naviが信頼できない場合に備え、朝早く出発し、まず宿泊場所に着いてから近辺を見学等すること。 遅くとも午後3時までには着くこと。

4.特にテルアビブに車を返却する日は、渋滞を考慮し、できるだけ早く返却して時間の余裕を持つこと。

後半のレンタカー旅行では、この教訓をしっかり守ったので余裕を持って楽しむことができました。感謝!!